情報の捉え方や発信の仕方は重要。
震災の時も沢山のデマが流れました。
自分のキャパを超えてしまい周りに必要以上の恐怖をあおる人、何かにすがりつきたい思いで偽情報の発信者を盲信するようになった人、良かれと思い情報の真偽性を確かめず勢いで間違った情報をシェアしてしまう人。
どれも悪気があった訳ではないのがポイント。
正確な情報を捉えている人達は本当の事を広く語ろうとしない事(上記の悪気ない人達に絡まれてしまうから)。
さらには自分たちの利益の為に情報を隠す人。
何を信じて良いかわからなくなったからこそ、信頼出来る人の情報を頼りにSNSの活用が注目された部分もあると思います(日本では)。
でも最初の誰を信じるかを誤ってしまえばそれもまた新たな誤解の始まりでもあります。
誰しも必ず正しい情報を持っていたり、判断出来るとは限りません。自分は間違っているかもしれない前提を持っていれば大きく惑わされる事は少なくなります。
自分自身でも情報の裏付けをとったりする事は重要ですが、検索エンジンで情報を検索した所でまともな情報が探せるとも限りません。
トランプさんの選挙の時の世論を誘導するフェイクニュースサイトや、数年前のウェルクをはじめと留守不確かな医療情報サイトがたくさんあったように、検索で正しい情報を取得するにもコツや慣れが必要です。
仮説を立てて情報を取得しようとしても「認知バイアス」という心理効果が働いて自分にとって都合の良い情報ばかり取得してしまうという効果があります。
「絶対に〜こうだ!」みたいな考えはそのような認知バイアスの罠に陥ったりしている可能性が高いです。
人は弱く間違うものという前提を自分にも向けていればその辺は少し良くなるかと思います。
かと言って名指しで「あなたは多分間違ってるよ」とその都度指摘するような善人には僕はなれません。
たまに自分は間違ってないかな?を確認すると、偏った思考になる可能性は少しはおさえられるかなと思います。
広告だってある事ない事を言う広告主もいれば、誠実な広告主もいますが、業界人でなければ多分見分けがつきません。
僕らの仕事は情報をどう扱うかが重要な要素ではありますが、情報を扱うプロの中でも自分達の利益のために情報を歪めたり扱うのを間違えたりする人もいるという事は覚えておいてください。
そういう目も持って情報に接すれば真実に近づきやすくなると思います。