主催するFacebookグループ「webクリエイターのための情報交換所」の参加者が8,000人を超えました。とても嬉しく思います。このグループを作ったのは、日ごろから収集している情報を友人にも共有しようと思った事がきっかけでした。
Facebookグループだと通知も行きやすく目に留まりやすいため、Facebookページではなくグループでの運用を採用しました。2011年の段階でこの判断が出来たのは良かったと思っています。webクリエイターのための情報交換所という名前は意図的につけました。略語にせず誰が聞いても意味がわかるようにしています。
情報収集には個人差がつきやすい
誰もが効率的に情報収集を行えているとは限りません。当時「このニュース知らないの?」みたいな事は同業者間でも良くありました。話題になる情報には偏りや間違った情報がまぎれてる事もあります。現場とは違う誤った情報を受け取り勘違いしてしまうケースも多くありました。コピペのコピペみたいな質の低い記事のシェアも無くせればと考えていました。
情報の読み方や捉え方には一定の訓練も必要です。グループに多くの情報を集め、多数の人から意見をもらうことによって、少しでも精度の高い情報をとらえる事が可能になるのではと思っています。そして得られた情報を多くの制作者が実務や営業面で活用できればと思っています。
正論を暴言調で伝えたり、誰かのあげ足を取ったり攻撃しあうような状況は、見ている側も良い気持ちはしません。
Facebook上であれば少しは緩和されるかもという期待もありました。

様々なニュース

全ての情報をキャッチアップするのは難しく取りこぼしてしまう
コミュニティを円滑に運営するために3つのルールを設定しました
どのコミュニティでもそうですが、数十人を超えると善意に期待する運営は難しくなります。あいまいな運営やなぁなぁな関係は良い結果に繋がりません。参加年数が古い新しいもこのグループには関係ありません。早い段階でシンプルなルールを考案しました。
1.挨拶の禁止
挨拶ばかりでウォールが埋め尽くされるほどもったいないものはありません。無駄な情報を極力省いて、少しでも実益のある情報にアクセスしやすくするために禁止としました。他のグループでも数十人超えたらやめた方が良いと思います。大勢の前でステージに上がりマイク使って喋ってるようなものと捉えています。
2.宣伝の禁止
グループの中の情報が宣伝ばかりになってしまってまた情報交換の意味をなしません。イベントの宣伝はもちろん、ご自身が書いたブログ記事の投稿は、たとえ有意義な情報であろうとも禁止しています。このグループ名義ではない自分のイベントも禁止としています。ただ多額の現金を積まれれば僕も人の子なので気持ちが揺らぐ事はあるかもしれません。
※例外としてこのグループ名義でのイベントのみシェアしています。
3.批判の禁止
大勢の中でのマイナス感情を持った発言は多くの人に良くない影響を及ぼします。批判するのはとても簡単です。テクノロジーの進化に負けず人間も成長していきたいところです。ここは大人の集まる場として運営していきたいので、批判ではなく提案を行うような場として運営したいと考えています。マサカリ投げてなんぼみたいな世界もあるかもしれませんが、伝え方を工夫すればもっと良い世界は作れると信じています。
自分ではなく、本当に大事にしたい人が心地良く居られる環境を作りたいぐらいの気持ちでいます。
上記の3つのルールを守れない人には退会していただいています。
感想を言いながら意味不明の自己主張を行うような方も退会していただいています。その辺は管理人がその都度判断するようにしています。
参加希望の際にもプロフィールが不明瞭、ウォールへの投稿がこちらから見られずBOTと区別がつかない人は承認しておりません(最近はBOTのほうが投稿していたり…)。明らかに偽名な人もお断りしています。
最近だと2割ぐらいは非承認です。
イベントを行うようになりました

AED Vol.2「webクリエイターのための情報交換所」(愛媛:松山)
さまざまな情報をまとめイベントを行うようにもなりました。1年間シェアされた情報をまとめて振り返るというものです。今まで数回イベントを開催していますが、実は会を重ねる毎に少しずつバージョンアップしていっています。
初めてのイベントでは全ての情報を律儀に読み上げるという試みですごく時間がかかり大変な思いをしたのは良い思い出です。
最近では、シェアされた情報を単体で捉えるのではなく、俯瞰で見ながら流れとして捉えるようなまとめ方も取り入れるようになりました。大きな流れがわかれば情報の見え方も大きく変わります。
たとえばGoogleの検索エンジンの評価はこの数ヶ月どんな傾向があるのか、そしてどんなことが起きつつあるのか等が見えてきます。フェイクニュースや医療系キュレーションサイトの問題も時系列で見ると、様々な対策がされはじめている事にも気付きます。

複数の視点から情報を読む
そこにデザイナーからの視点、フロントエンドエンジニアからの視点、エンジニアからの視点を加えることにより、より立体的に情報をとらえることが可能になりました。
単一業種からしか見えない視点より、複製の立場から見た情報を捉える事はとても大きな意味があると思っています。
制作業界だけではなくネット全体の動きや潮流を捉えられれば、仕事だけでなくこれからのキャリアプランやどんなスタンスでいるかなどに活用できると思います。

CSS Nite in SAITAMA, Vol.1 powered by 7F(埼玉:大宮)
情報を大きな流れとしてとらえられるようになりました
イベントで情報を振り返る事によって、より広範囲の情報の動きを自然と意識するようになりました。

情報を繋げてとらえると新たな気づきがあります
たとえばデザイナーと音声デバイスの関係、第四次産業革命の話など、単体で聞けば制作者としては関係ないように思いますが、実は私たちのこれからの仕事に関わってくる事だったりします。
技術情報やアプリケーション操作のTIPSも大事ではありますが、広い視野で時代の流れをとらえるのはもっと大事です。
スマホの普及やAIなどの発展で私たちの生活や仕事のやり方は大きく変化しつつあります。その変わる方向のちょっと先を予測できるようになったのは、このグループをやっていたからだと思っています。
小さなうねり、大きなうねり、情報は相変わらずたくさん溢れかえっています。
情報を的確にとらえ、活用する事は私たちの仕事では欠かせません。
これからも有益な情報を共有するグループとして運営していけたらと思っています。
webクリエイターのための情報交換所のこれから
今後も様々な情報をシェアする場として活用していけたらと考えています。
そして情報をとりまとめたイベントを様々な場所で行えたらとも思っています。(イベント運営者の方、ぜひお声がけください)
誰もが浴びている情報もまとめ方によっては大きな価値や気づきを生むので、それらを象徴するようなイベントを運営できたらとも思っていますし、参加者の皆さんにも活用していただければと思っています
大きなイベントへの出演のオファーもいただいたのでそのうちアナウンス出来ると思います。
イベントにご協力いただく前川さん、阿部さん、菱川さん、いつもありがとうございます。お三方の協力がなければ初回からイベントとしては成立しなかったと思います。
特に前川さんには情報のとりまとめ部分でお世話になりっぱなしで本当にありがとうございます。
情報を提供いただく皆さん、参加者の皆さんもいつもありがとうございます。
引き続き情報交換のグループとしてとして運営出来たらと思います。
今後もFacebookグループ「webクリエイターのための情報交換所」をよろしくお願いします。