よつば手帖

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よつば手帖 よつばデザイン後藤の日々の記録

デザイナーとしてやらない事を決める

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最近個人的に思ってる事について書いてみようと思います。
違う考え方の人もいると思いますが、僕自身の考えは下記のような内容です。

 

時間は有限という感覚

このところ、時間感覚を強く意識するようになってきました。
一昔前のようなざっくり一式価格の見積を辞めて、その都度細かい作業見積を出すようなスタイルに変更したのも原因のひとつかもしれません。
何をしているにも時間を使っているという感覚がついてきます。
のんびり過ごす時間、資料を集める時間、作業をする時間、どれも同じ時間です。
仕事上「やらなければいけない事」に費やす時間は必要ですが、その時間が「未来に繋がるか」が重要かを強く意識しています。

 

制作作業にあてる時間は減らしていきたい

良く誤解されるのですが、僕はコーディングオンリー案件やWordPress構築オンリーの案件は請けていません。設計やデザインに関わるところでしかお仕事をしていません。

これからのWebサイト設計の新しい教科書」という書籍を執筆していますが、コーディング作業時間をいかに効率化していくかという「楽をしたい思い」の結果であり、コーディングを武器にこの業界でやっていこうとは全く考えていません。興味がないので時間短縮したいと学んだからです。

WordPressはやりたいサービスがあってそれを実現するために勉強していった結果書籍を出しましたが、本格的な領域に達するにはエンジニアにならなければいけないので、その辺りでプログラムを学ぶかどうかで止めています。サービスはやりたいけどエンジニアになりたい訳でもないので。その代わりコードを書かなくても良いプラグインに関しては無料有料含めて国内でもそれなりに詳しい位置にはいると思います。

僕がやりたいのはコードを書く事ではなく、設計やデザインの部分に時間を割きたいから時間短縮のために学んだ結果です。技術のエキスパートでも何でもないのでその辺りを求められてもやれません。
(一人でやってる以上ある程度は出来たほうが良い部分はあります)

 

トータルデザインを世間に理解してもらうにはまだまだ時間がかかる

狭い意味でのデザインではなく、広い意味でのデザインをやっていきたいという思いが昔からあります。
ちらしを作る、ホームページを作るという要員ではなく、ビジネスモデルや企業理念などにも関わるようなデザイナーとしてやっています。作業だけ依頼されるような仕事はお断りしており、ほぼありません。
ただ、世間一般のデザイナーイメージはそこと一致しません。何かを作ってほしくて依頼するケースがほとんどです。
僕自身「中小企業アドバイザー」などもやっているので、そこら辺の別方向からのアプローチも含めて良い形や言い方を模索中です。
「デザインしないデザイナー」という肩書きはまだ名刺に掲載していませんが、こちらもうまく活用できたらと思っています。

 

自動化の世界はもう始まっている

The Gridのようなコーディングを自動化するサービスが生まれています。ドラッグ&ドロップで簡単にウェブサイトが作れるようなサービスは今や数え切れないほどあります。ウェブデザイナーがコツコツとサイトを仕上げるよりはるかに早く一定以上のクオリティのウェブサイトが出来るような時代になりました。この流れはさらに加速していく事になります。
ウェブサイトを作る過程にデザイナーはいらないと考える人も多くなるでしょう。
狭い意味のデザインしか知らないなら。

誰しもが高いクオリティでサイトを作れるようになると、そこは一旦フラットになりますがすぐに大きな壁にあたります。誰にどうやってどのようなメッセージを伝えるかの結果がとてもわかりやすく出てくるからです。見映えは良いけど効果が出ないところ、効果を出していくところの差が今まで以上に出て来ます。そこには大きな意味でのデザインを意識できているかが大きく関わってきます。

誰がやっても効果が見えにくい作業と違い、はっきりと伝えたい事を伝えられたかが見える世界になると考えています。(もちろんコーディングとかすごい人はたくさんいます)

 

何でもできるは何にもできない

総合力が求められるのはもう少し続くかもしれませんが、僕はその先を強く意識しています。
デザイナーはより伝える事や設計する事の力が求められ、技術のある人はより特化した世界へ向かうしかないと思っています。
なんとなくサイトが作れますみたいな状態では今は良くてもこの先は無いと考えます。

 

何ができるか、何をしたいかは発信しないと伝わらない

それを見越して現時点でも「何が出来る人なのか」を発信していく必要があると思っています。
このブログを書いているのもそうですし、日頃からのSNSでの発信も同様です。
恋愛でも「誰よりもあの子が好き」って勝手に想っているだけでは一生伝わらないし、シンプルにでも伝えたほうが成功しやすいのと同じだと思っています。
僕の考える未来につながらないお仕事や作業は極力おさえて、次の武器となる事を最大限伝えていくのが大事だと思っているので「やらない事」を今まで以上に意識しながら増やしています。

「何でも出来る」はお客さんに見つけてもらえないので、「何かができる」ほうが強い時代です。

 

「美味しいあんこが食べたい。」
では良いクリスマス&年末を。

この記事を書いた人
後藤賢司 よつばデザイン 代表
Webディレクター・デザイナー 日本, 東京&大分
著書
WordPressプロフェッショナル養成読本 [Webサイト運用の現場で役立つ知識が満載! ] (Software Design plus)
WordPressプロフェッショナル養成読本 2014年10月のすごいコンピュータ書で1位
現場でかならず使われているWordPressデザインのメソッド
現場でかならず使われているWordPressデザインのメソッド AmazonのWebデザイン、デザイン、デザイン・グラフィックスで1位